[JavaScript] undefinedとnullについて

投稿日：2018年6月20日

undefinedと、nullについてまとめてみました。

どういった場合にundefinedやnullとなるか

変数を宣言しても値をセットしない場合にundefinedになります。
変数にnullをセットした場合にnullになります。

//変数に値をセットしない場合
var x;
console.log(x);
⇒undefined

//変数にnullをセットした場合
var y = null;
console.log(y);
⇒null

//変数に値をセットしない場合

var x;

console.log(x);

⇒undefined

//変数にnullをセットした場合

var y = null;

console.log(y);

⇒null

宣言をしないで参照しようとした場合は例外となります。

値がundefinedやnullであるかどうかを判定するには、比較演算子「===」を使用します。

//変数xがundefinedかどうか判定する
var a = (x === undefined);
console.log(a);
⇒true

//変数yがnullかどうか判定する
var b = (y === null);
console.log(b);
⇒true

//変数xがundefinedかどうか判定する

var a = (x === undefined);

console.log(a);

⇒true

//変数yがnullかどうか判定する

var b = (y === null);

console.log(b);

⇒true

厳密でない比較演算子「==」では正しく比較されません。

undefinedのtypeof結果はundefined、nullのtypeof結果はobjectとなります。

//undefinedのtypeof結果
var x;
var c = (typeof x);
console.log(c);
⇒undefined

//nullのtypeof結果
var y = null;
var d = (typeof y);
console.log(d);
⇒object

//undefinedのtypeof結果

var x;

var c = (typeof x);

console.log(c);

⇒undefined

//nullのtypeof結果

var y = null;

var d = (typeof y);

console.log(d);

⇒object

nullはnullではなく、objectなのでご注意ください。

結果として以下のように考えると分かりやすいと思います。
undefined：変数の値が未定義である
null：変数の値が空である（空文字「''」ではない）

執筆者：とら